膀胱炎
尿路感染症の一つで、膀胱の粘膜が大腸菌などの細菌に感染し、炎症を起こした状態です。細菌は尿道を通って膀胱に入ってくる場合が大半と考えられます。その点、女性は尿道が短く、尿道の入口が肛門に近いという解剖学的な理由から、男性よりもはるかに膀胱炎にかかりやすいわけです。
膀胱炎に限らず細菌に感染して発病するのは 1)その人の全身叉は局所の抵抗力が弱っている場合か、2)細菌の量が多いか毒性が強い場合か、3)その両方の場合が多いと考えられます。そこから以下の予防法や治療法が導かれます。

包茎
包茎とは勃起していない時に包皮が亀頭にかぶっている状態のことを言います。包茎は、次の3種類に分類できます。
真性包茎は亀頭を露出できません。包皮口が非常に狭いため、手で剥こうとしても剥けません。包皮内の亀頭を洗うことができないため、恥垢(ちこう)が溜まります。
また、包皮と亀頭が癒着している場合や、性行為の際に痛みや炎症を起こす場合もあります。
カントン包茎は、無理に剥けば多少の亀頭の露出は可能です。包皮口が狭いために、剥いた包皮が亀頭直下の陰茎を締め付けてしまいます。カントン包茎で性行為を行うと狭い包皮の部分が裂けてしまったり、締めつけが原因でペニスが大きく腫れ上がったりする恐れがあるので要注意です。
包茎のなかでも仮性包茎はもっとも多く、勃起していない時は包皮が亀頭に被っていますが、手で剥けば簡単に亀頭を露出できます。普段、皮が被っているため、雑菌も繁殖しやすく不衛生になりがちな上、陰毛が包皮に絡まり傷をつけるので包皮や亀頭周囲に炎症などを起こす可能性があります。

膀胱結石
膀胱の中に石がたまる病気で、いろいろな種類の石があります。いずれも膀胱粘膜を傷つけて痛みや血尿を起こしたり、尿道に詰まって尿道閉塞を起こしたりします。尿道閉塞は雄の方が多い(特に陰茎骨の手前)ですが、急性腎不全を起こして早い処置をしないと命に関わる状態です。

膀胱ガン
尿が腎臓でできて流れる通り道(尿路)から発生する癌です。尿路の移行上皮が腎盂・尿管・膀胱ともに同じなので、同じ種類の癌が発生します。そこで、治療法などもだいたい同じです。
男性に多い疾患で、原因としてはいろいろな因子があるといわれていますが、たばこははっきりと原因のひとつとされています。以前から膀胱癌発生の男女比は10:1ですがこの比は男女の喫煙率の比と同じのようです。最近は若い女性の喫煙が増えていますので、いずれその方々のなかでたくさんの方が膀胱癌になり、泌尿器科においでになるのではないでしょうか。今すぐにでも禁煙をしていただきたいものです。

ポリープ状異型腺筋腫
この疾患は、日本で認知度が低いことが問題です。すなわち、病名さえ聞いたことがないという婦人科医が多いのです。最近、著者らが日本の学会で啓発しており、その存在が知られつつある段階です。2006年現在も、大病院で、多くは子宮体ガンと誤診されています。認知度が低いことから、まれな疾患と多くの婦人科医は誤解していますが、決してまれではありません。不妊症を専門とする開業医で1年に1例以上はあるでしょう。

|