過換気症候群
呼吸過多になり、頭痛やめまい、指先や口の周りの痺れ、呼吸困難、失神などの症状を起こすものである。ストレスなどが主な原因とされている。発作のきっかけは、不安や興奮、緊張、恐怖など。これらが自律神経や呼吸中枢に影響する。時には肉体的な疲労から起こることもある。男性よりも女性、若い世代に多い傾向。

かぜ症候群
一般的な症状として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳や痰などの呼吸器症状、さらには頭痛、発熱、全身倦怠感などの症状を呈し、ときには下痢、腹痛を伴う場合もあります。この一見よく知られていて簡単にみえるかぜも、「万病のもと」と言われているように、軽くみることはできません。
私たちが普段一般に「かぜ」と呼んでいるものは、「かぜ症候群」といって、さらに次のように分類することができます。
まず第一に「普通感冒」といって、俗に言う「鼻かぜ」のことです。原因はウイルスによるものが殆どで、ピコルナウイルス、アデノウイルス群など、原因ウイルスには数多くの種類があります。この「普通感冒」は、通常は発熱は無いかあっても37℃台の微熱であることが殆どです。
次に「インフルエンザ」と呼ばれるタイプがあります。この多くは急激に発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠などの症状で発病し、さらに鼻水、咳などの症状も加わってきます。普通感冒とは違って熱は急激に上昇し、38〜39℃あるいはそれ以上に上昇してきます。
原因はインフルエンザウイルスによりますが、インフルエンザウイルスの中にもA、B、C型などの種類があり、さらにその中でも幾つかの種類に分かれます。(香港型とかソ連型、イタリアかぜなどもありましたね)次にもう一つ、「気管支炎」もかぜ症候群の一部として捉えられることもあります。気管支炎の場合は、上記の「普通感冒」や「インフルエンザ」をこじらせた時に細菌感染を起こして、咳や痰の症状が続いてしまうことがよくあります。

かぶれ
かぶれとは、肌が何かの外的刺激を受けて、炎症を起こしている状態を言います。チリチリ、ヒリヒリした後にかゆみが出て、肌がほてってきます。ひどくなると灼熱感があって、水ぶくれができることもあります。かぶれには刺激によるものと、アレルギー機序によるものがあります。刺激性のかぶれでは、濃度を薄めていくと反応は出なくなりますが、アレルギー機序によるものでは、かなり薄い濃度まで反応が残ります。

外耳道炎
外耳道に細菌が感染して炎症を起こしたもので、耳かきや異物などで外耳道に傷がついていると、そこから細菌が感染します。外耳道の入り口付近に細菌が感染して化膿します。痛みが強く、部分的に赤く腫れたり、ズキズキして熱をもったりして、耳を引っぱつたり、耳の穴の周辺を押すなどすると痛みが増します。外耳道を消毒して軟膏を塗ったり、鎮痛剤や抗生物質を内服します。ひどく化膿して膿瘍(膿のかたまり)ができているときには、切開して排膿すると治りが早まります。あと、熱をもっているときには冷湿布をするとよいでしょう。

顔面神経麻痺
文字通り顔を動かす筋肉へ信号をおくるのは顔面神経ですがこの麻痺で顔の筋肉の動
きが麻痺して(主に片方のみ)動かせないことをいいます。片目だけ閉鎖できなかっ
たり口を片方のみすぼめることができないことです、しかも主に左右なら片方だけに
起こる疾患です。

角膜炎
角膜は、いわゆる“くろめ”にあたる部分で、透明な組織でできています。目でものを見る仕組みは、この角膜を通過した光が目の中に入ることから始まります。
角膜の病気の多くは、表面の上皮にできた傷から起きてきます。コンタクトレンズの不適切な使用や、目に入ったゴミ、逆さまつげなどが頻度の高い原因として考えられ
ます。
上皮は敏感なので傷ができるととても痛み、涙が出て、目が赤くなります。上皮細胞は修復速度が早く、きちんとケアすれば短期間で治ります、しかし、傷が治りきるまではバリア機能が低下していますので、細菌などに大変感染しやすい状態が続きます。
もしそれらに感染してしまうと、角膜はそれを取り除く力が弱いので、小さな傷でも急に悪化することがあります。

川崎病
川崎病は主に4歳以下の乳幼児に起る全身の中小動脈の炎症です。
これは、心臓自身を栄養する冠動脈を中心に炎症がみられ、その結果、その部分の血管が細くなりますが、その手前の中心側は、かえって拡大して動脈瘤ができます。そのため血栓性閉塞、心筋障害による虚血性心疾患により突然死を来たすことがあるのです。心臓後遺症がなければ1か月程で炎症は完全に治まり、他のリウマチ性疾患のように慢性化することはありません。
致死率は0.3%程度で、同胞発症(1〜2%)があり、数か月、数年後に再発例もあります(2〜3%)。しかし、最近は治療法が進歩し、特にガンマグロブリン大量療法により冠動脈病変の発症を減少することができるようになっています。

肝ガン
肝臓にできるガンを原発性肝ガンといい、その95%が肝細胞由来の肝細胞ガンで、肝ガンといえば肝細胞ガンを指すことが多いようです。この他の原発性肝ガンとして胆管細胞ガン(約3%)があります。肝臓以外の臓器のガンから肝臓に転移したものを転移性肝ガンといいます。大腸ガン、胃ガン、膵(すい)ガン、乳ガン、腎ガンなどいろいろな臓器のガンが肝臓に転移します。
肝細胞ガンは日本を含めたアジア・アフリカに多く、欧米には少ない病気です。男女比は7:3で男性に多い傾向にあります。わが国の肝ガン死亡者は年間3万人といわれ、男性のガン死因の第3位、女性では第5位です(平成13年統計、出所:厚生統計協会「国民衛生の動向2003」)。とくに男性で増加傾向にあります。
病因としてはC型肝炎(80%)、B型肝炎(15%)がほとんどで、肝炎ウイルスが関与していないのはごく一部にすぎません。中国などのアジアの他の国ではB型肝炎が多いといわれています。肝炎による慢性の肝障害(肝硬変80%、慢性肝炎10%)から発生するため、肝機能に応じた治療法が選択されます。

肝硬変
慢性肝炎が長期間つづいて肝臓のなかの肝細胞がこわれ、その代わりにいわゆる“すじ”のような組織がふえ、肝臓全体が硬くなって肝機能が低下する病気です。表面は大小不同の凹凸、まるでこぶの多いじゃがいものように変化していきます。肝臓が硬くなっているため、本来肝臓に帰るべき血液がほかへ流れるため、食道や胃の静脈瘤、痔が発生してきます。
原因として、わが国ではB型およびC型のウイルス性肝炎が大部分を占めていますが、アメリカやヨーロッパで多くみられるアルコール性肝硬変は、わが国では、肝硬変全体の6分の1ぐらいにすぎません。

関節リウマチ
全身の関節に慢性的な炎症が起こる病気です。主に指、手、手首、ひざ、足、足首などに痛みと腫れを生じ、よくなったり悪くなったりをくり返しながら徐々に進行します。病気がひどくなると、関節の形がかわり、動かなくなります。原因はまだはっきりわかっていませんが、自己免疫疾患の一つであると考えられています(自己免疫疾患=からだの中に異物や細菌がはいると、それを攻撃するための抗体がつくられ免疫ができます。自己免疫疾患とは、この免疫機能の異常によって起こるさまざまな病気のことです。からだの中に生成された抗体が、自分のからだを攻撃してしまうことによって発症します)。慢性関節リウマチは女性に多く、20〜50代で発症します。

外反母趾
外反母趾(Hallux Valgus)とは、足の親指(母趾)が変形して小指側に曲がってしま
っている状態をいいます。身体の中心線(正中線)を基準に外側へ曲がっていることを外反というため外反母趾という病名が付けられています。

顎関節症
「顎(がく)関節症」とは,あごの関節のまわりに何らかの異常が起こる疾患ですが,「カクカク音がする」,「口が開かない」,「あごの関節が痛い」といった症状が代表的です.

潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎(Ulcerative
Colitis{あるされいてぃぶ こらいてぃす}通称UC)。
クローン氏病(CD)とともに炎症性腸疾患(IBD)に含まれます。
大腸の粘膜だけで炎症を起こす原因不明の病気で、びらんや潰瘍ができます。
免疫に関係があり、自分で自分の大腸粘膜を攻撃して出血します。
「自己免疫異常」の他に「遺伝的素因」やストレス・欧米的な食生活など「環境」に関係があるとされていますが、詳しくは解っていません。
遺伝はしないと言われていますが、親子でUC・兄弟でUCという事もまれにあります。

下咽頭ガン
下咽頭癌は、頭頚部癌の中で予後不良な癌です。このため、放射線療法、化学療法、手術療法を組み合わせて治療を行います。当科では、まず、放射線治療40Gyと化学療法を併用して行います。その後、腫瘍が残存している場合は手術を行います。手術は、咽喉頭摘出術を基本とし、頚部リンパ節に転移を認めれば、頚部郭清を行います。腫瘍の残存がなければ、手術は行わずに、その後も放射線治療30Gyと化学療法の併用を引き続き行います。早期癌であれば、喉頭温存は可能です。

下垂体腫瘍
ホルモンが異常分泌していたり視力障害や視野狭窄していても化学療法や手術やガンマナイフや放射線などの治療で高い確率で正常に戻ります。※ただし100パーセントではありません。患者本人の下垂体が深刻な大きさであったり、大きくなくとも腺腫の性質が悪い場合や、脳外科の執刀医の腕が悪かったりり化学治療が合わなければ、ある程度の改善しかみられず入退院の繰り返しや後に化学療法をし続けなければならないことになります。

顎変形症
上アゴは普通、下アゴよリ前に出ていますが、上アゴが前に出過ぎるといわゆる出つ歯(上顎前突)と言われる状態になリます。上アゴよリ下アゴが前に出ると、受け口(下顎前突)と言われます。これらは歯の傾斜によるものと、顎の骨の突出によるものとに分けられます。顎の骨の突出によリこれらの状態が起こっている場合を顎変形症といいます。
これは顎の骨に発育異常や外傷などの原因で起こリます。食べ物をうまく咬むことができなかつたリ、発音に支障を来したリ、顎の関節に音や痛みが出てきたりといろいろな問題が生じてくることがあリます。歯性であれば歯科矯正治療だけで治リますが、骨格性になるとそれだけでは治療が難しい場合が多くあリます。上顎前突や下顎前突といっても、上アゴに問題がある場合と下アゴに問題がある場合があリます。また、顎変形症と呼ばれるものには、他にもいろいろな症状を呈するものがあリます。

顔面けいれん
過労や睡眠不足などが続いているときに、目の周りや顔の一部が、自分の意思と関係なく、ピクピクとけいれんを起こした経験をおもちの方もおられると思います。一過性であることがほとんどですが、なかには自然に治らない、血管の老化が要因の病気である場合もあります。

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